足浴の基本はバッチリ!…のはずだけど、いざ実践するとなると「これってどうなんだろう?」って思うこと、ありますよね
体位の調整: 患者さんの膝を軽く曲げ、膝下に枕やクッションを入れます。衣類が濡れないように裾をまくり上げ、保温のためにタオルケットや綿毛布で下肢を覆います 。
全身浴と同様に下肢を洗浄して爽快感が得られるだけでなく、皮膚を清潔に保ち、感染症などを予防することを目的としています。足の皮膚も汚れたままにしておけば不衛生ですし、細菌なども発生しやすくなります。足浴にはそのような事態を未然に防ぐとともに、皮膚を清潔にすることで創傷の治癒を早められるという効果があります。 血行を良くし、血流障害を予防する
全身浴や半身浴と比べて、足浴は温熱や水圧の影響を受ける範囲が狭く、心臓への負担を減らせます。また、場所を選ばず着衣のまま実施できるため、入浴やシャワーが難しい患者への日常的な看護ケアとして、病院や介護福祉施設などで用いられています。
準備と説明: 足浴 まずは上記「物品リスト」「環境整備」「声かけ」を行い、準備を整えます 。
清拭の目的や各部位ごとの清拭の手順・注意点についてまとめてご紹介します。
雑菌の繁殖や感染症を起こさないように足についた水分をしっかり拭き取る。・足浴後は皮膚がふやけて柔なくなっているので皮膚の剥離に注意する。
また、血流やリンパと関係性があるため、心臓より高くするのが理想です。
創傷がある場合: 足浴 医師への確認: 創傷の状態によっては、足浴自体が禁忌となる場合があります。必ず医師に確認しましょう 。
高血圧または低血圧の人、絶食中の方や寝たきりが長い方は血圧の変化に注意を払いましょう。
リフレッシュしたい時: ペパーミント(少量)、グレープフルーツ、レモン
足は身体の末端に位置するため、心臓から最も遠く血流が滞りやすい特性があります。足浴で温かいお湯につけることにより、温熱作用によって血管が拡張し、血行促進のメカニズムが働きます。この血流改善効果は足部にとどまらず、全身の循環機能向上をもたらします。
足浴と同時にマッサージを組み合わせることで、血行促進とリラックス効果をさらに高めることができます。温かいお湯で足を温めながら優しくマッサージすることにより、相乗効果が生まれ、筋肉の疲労軽減や痛みの緩和がより効果的に得られます。特に重点的に洗浄・マッサージすべき部位は、指の間や足裏です。
感染の拡大や悪化を防ぐため。適切な消毒薬の選択や手順が必要になる場合があります。